ASIMOV ROBOTICS 株式会社

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Column【コラム】会計事務所様の繁忙期。 ロボくんも一緒に頑張ってます!

2022年02月14日コラム

いよいよ会計事務所様の繁忙期もラストスパートです。ロボくんも一緒に、頑張ってます!

ASIMOVのルーツは会計事務所です。

元々は、私が所属していた税理士法人の顧問先企業様の業務効率化支援を目的にRPA導入コンサルティングをスタートさせました。そして、まずは、自分たちから、ということで、税理法人内の業務のRPA化から始めました。
何百という顧問先様の会計・税務業務を担うわけですから共通する作業のロボット化は、きっと効果がある!と考えたのです。
そして、会計事務所における業務を棚卸ししてみると、様々なことがわかってきました。

~会計事務所の業務の特徴として気がついたこと~
①毎月末の申告期限に向けて、ほぼ同じ流れで業務が繰り返される
②繁忙期と閑散期の差が激しく、多くの残業もしくはパートの増員が必要
③税務申告ソフトの操作は複雑かつ多くの待ち時間が発生する
④税制改正に伴いソフトウェアが変更になることがある
⑤会計業務、税務業務は、業務の流れが特殊で専門用語が多い

 

「会計事務所の業務は、なぜ、RPAと親和性が高いのか!?」

そこで考えました。
まずは、①。「月次」の会計処理、「毎月」で実施する法人税の申告など、会計事務所の業務は、月単位で同じ流れを繰り返します。また。年明けの年末調整から法定調書、償却資産税の申告なども「毎年」実施する業務です。いわゆる繰り返し業務ですので、RPAとの親和性は高そうです。

 

そして注目すべきは②、繁忙期の存在です。

繁忙期にあわせて職員を確保するわけにはいかないので、遅くまでの残業によって対応するか、もしくは、パートなどを一時的に増員することがよくあります。

 

ただ、テンポラリーでのパートの増員は、⑤にあるように、専門用語などがあることから、少し、ハードルが上がります。

実際に、多くの会計事務所様から、「毎年教えるのが手間」であるとか、「どうしても慣れていないとミスが多く発生して、その手戻りで、残業が深夜まで続いてしまう」といったお話を耳にします。

RPAは、こういった業務量に偏りがある場合にはとても便利です。

ロボくんなら、年一回の業務であっても、一度教えれば忘れませんし、残業代も不要で深夜労働でも労基法の対象外。とても頼れる存在になってくれるはずです。

 

そして、③は税務ソフトの問題です。

ソフトウェア操作の中で待ち時間が長いという点です。こういった場合、操作の手間が少なくても、人はソフトウェアの進捗を気にしていなくてはなりません。

時々、「待ち時間の間は別の作業をしているので」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、業務が寸断されれば、集中して行うことはできませんし、当たり前ですが非効率です。この点でも、やっぱり会計事務所業務は、RPAと、とても親和性が高いといえます。
でも、気をつけなければならない点があります。ロボットの動きは確かに早いのですが、税務ソフト自体の待ち時間を速めることはできません。つまり、自分のパソコンでロボットが動いていたのでは、その間、人はロボットの作業を眺めていることになり、効率化には繋がらないという点です。
そこで、RPA専用端末を作り、事務所内のどの場所からでも、事務所の外からでも、ロボくんを簡単に起動できる仕組みを作ることにしました。
これ、多拠点に展開されている事務所やテレワークでも非常に便利と評判なんです!

 

ただ、困ったこともありました。

④の税制改正などを要因として、対象となるソフトウェアがバージョンバップした場合、ロボが止まってしまうことがあります。つまり、ロボットのメンテナンスが必要なタイミングは突然やってくる、ということです。
一方、税務業務は毎月末の申告期限に合わせて動いていきますので、待った無し!ロボットが止まっても、申告期限は待ってくはくれません。

そして、ロボットを一番活用したいのは繁忙期ですよね。

でも、その繁忙期にロボットが止まってしまうと、メンテナンスに割く時間がなかなか取れず、結局、使えなかった・・・なんてことになります。

 

これ、本当によく聞く話なんです。
つまり、止まったロボットは、できるだけタイムリーに復旧させる必要性がありますが、突然やってくるこのメンテナンスの対応を、会計事務所の職員が、日常業務と並行して対応するのは、負担が重いと感じました。

そもそも、ロボット開発は、会計事務所の本業ではない・・・そう考えるとそのために、時間を取られるのは、事務所の付加価値を上げるチャンスを逃していることになります。

そこで、私はロボットを外注することにしたのですが・・・・会計事務所向けのロボット開発には、⑤にあるように、専門性の高い業務内容や用語が大きなネックとなりました。

業界では当たり前に使うちょっとした単語も実は専門用語だったりと、業務の内容を理解してもらうのに・・・苦労しました。

その上、ロボットが止まった場合、まずは、開発をお願いした業者に連絡し、メンテナンスの日程を調整して・・・となると、エンジニアは月単位の契約が多いので、正直タイムリーな対応をお願いするのが難しいことがわかりました。

もちろん、都度、発生するメンテナンス料で、一体、年間でいくらかかるのかわからない、といった不安もありました。

 

ASIMOV-One for ZEIMUの誕生!

このような自分自身の様々な失敗と気付きを経て、グループの会計事務所に提供してきたロボットをベースに、様々な税務申告ソフト、会計ソフトに対応した会計事務所専用ロボを個々の会計事務所業務に合わせてカスタマイズして導入するサービスが出来上がりました。

それが、ASIMOV-One for ZEIMUです。ASIMOV-One for ZEIMUは、業務のヒアリング、設計、開発、導入からメンテナンス、そして年間のコンサルティングまでRPAの導入に必要なものをAll in Oneで提供するサービス パッケージです。

会計事務所の業務は、顧問先企業様の大事な会計データ、申告データの処理ですので、弊社のロボットは、会計事務所業務に精通した弊社のプロのエンジニアが一から設計、開発したロボくん達なので安心です。
今年も、年始から、大忙しで全国を飛び回っています。

 

ロボくん出動要請待機中!

さて、会計事務所様は、これから確定申告という繁忙期のラストスパートが始まります!!
ASIMOVのある麹町の倉庫で、今か今かと出動要請を待って待機中の確定申告ロボ。
全国の会計事務所様の元へ、今年も張り切って伺います!

 

会計事務所の職員の皆様、
今年も皆様と一緒に、ロボくんは、がんばります!
そして、ロボくんを、そして皆様をサポートするASIMOVエンジニアチームが、ラストスパートに向けて、気合を入れ直しています!!
寒い日が続きますが、体に気をつけて頑張って乗り切りましょう!!

※1月末から、「確定申告に間に合いますか?」というお問い合わせをちょくちょくいただきます。もちろん、まだ間に合いますよ。ロボくんは、待ってます!