謹賀新年
皆様におかれましては、健やかに新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。
また旧年中はひとかたならぬご厚情をいただきありがとうございました。
ASIMOV ROBOTICS社員一同、本年も皆様にご満足いただけるよう一層のサービス向上に努めてまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、年始といえば、「新年の抱負」です。
今年は、ASIMOV ROBOTICSの目指す「社会貢献」について考えてみました
新春特別コラム〜ベンチャーにとってのSDGs〜
ASIMOV ROBOTICSは、『GREEN×GLOBE Partners』に参画しています。
Newsでもお知らせしておりますように、ASIMOV ROBOTICSは、ご支援いただいております三井住友銀行様からのご紹介により、昨年秋より『GREEN×GLOBE Partners(以下GGP)』に参画いたしました。
GREEN×GLOBE Partners Webサイトより
GREEN×GLOBE Partners
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https://ggpartners.jp/
GGPは、三井住友ファイナンシャルグループが運営する環境・社会課題解決のためのコミュニティで、「環境・社会課題解決の「意識」と「機会」を流通させる。」をミッションに、個々人、個社だけでは解決できない大きな困難に対して、同じ志を持った仲間が集まる共創の機会を提供し、サステナブルなアクションの起点となることを目指しています。
ASIMOV ROBOTICSは、日本の中堅・中小企業がグローバルレベルの競争力を有するためのご支援をITを通して行っており、そのために、GGPを通してさまざまな技術を持った会社様と連携させていただきたいと考えております。
是非、弊社の今後の取り組みにご注目いただきたいと思います!!
最初のSDGs『国際NGOプラン・インターナショナル』
ところで、ASIMOV ROBOTICSの生みの親であるビジネスナビゲーショングループでは、SDGsとして、『国際NGOプラン・インターナショナル(以下、プラン)』を通し、途上国の子どもたちと共に、生活環境改善のための地域開発プロジェクトをご支援しています。
これまでに、継続的な基幹支援となるプラン・スポンサーシップの他、独立したプロジェクトを丸ごとご支援させていただく、オーダーメイド・プロジェクトとして、3つの教育施設を寄贈させていただいています。
ベトナム:就学前教育施設(3つの教室、トイレ、給水設備、運動場など)
グアテマラ:小学校の多目的教室
フィリピン:保育所
国際NGOプラン・インターナショナル
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https://www.plan-international.jp/
送られてきたプラン・インターナショナル 2022年度 年次報告書
プランとの出会いは行き詰まった子育てから
プランを通した支援活動をはじめたきっかけは、とても個人的なことではありますが、私自身の子育て中の出来事でした。入園する幼稚園を選ぶために、先輩ママにお話しを伺う機会があったのですが、その時、その方が最後に仰ったのです。
「どの幼稚園に行くことになるとしても、望む教育を受けさせることのできる環境に、感謝の気持ちを忘れないでください」
ハッとしました。娘はちょっと個性的でして、私自身円形脱毛症になるほど必死だったんです。でも、それって、一歩引いて考えれば、とても恵まれていること。そこで、目の前しか見えていなかった自分への反省と、感謝の気持ちを忘れないように、「子供の教育を支援する」団体に寄付をしたいと考えたのです。
「地域の自立」という活動目標と伴走型支援
途上国の子ども支援としては様々な機関がある中で、プランを選択した理由は、まず、プランの活動の最終目標が「地域の自立」だったためです。まさに私が探していた「教育」を支援するという発想です。下記は、WEBサイトからの抜粋になります。
〜「与える」「施す」といったサポートではなく、地域の住民、特に子どもたちが活動に主体的に関わる、「子どもとともに進める地域開発」を推進することで、最終的には地域の力だけで問題が解決できるようになることを目標に活動に取り組んでいます。〜
SDGsが採択される遥か前のことですが、まさに今でいうSDGs(持続可能な開発目標)ですよね。と、思ったら、プラン自身が、SDGs策定に準備段階から関わっていたとか。これは今知りました。
そして、もう一つの理由は、金銭以外で関わることのできる支援だったからです。しかも、継続的ということも魅力でした。
プランの基幹支援では、支援対象地域の子どもに手紙や写真、プレゼントを送ることができるのです(今は、プレゼントはNGなようです)。そして、子どもからも、その返事がもらえる!
自分自身も「支援活動」に携わりたかったということと、いつか娘が大きくなり、この活動の意味を理解してくれたらいいな、という想いでした。
実際に送られてきた成長報告書
知ること(情報)の重要性と継続的支援の大切さ
実際に支援を初めて、正直最初は戸惑いました。手紙に何を書けばいいのかわからなくなってしまったのです。プランは、ただ自分達の様子書いて、写真を添えて送れば良いと言いましたが、何を書いても自慢しているように思えてしまって・・・
でも、途中で気がつきました。日本での私たち自身の暮らしを知ってもらうことそのものが重要なのだと。
例えば、世界には、女の子だからという理由で、学校に行かせてもらえず、子どものうちに結婚し、家のために働かされているという地域がまだ多数あります。彼女たちは代々そういった暮らしをしているので、親も本人もそのことを疑問に持たず諦めるという負の連鎖が続いているのです。
でも、それが世界のスタンダードでは無いことを「知る」ことで、「変わりたい」、「変わろう」という想いが生まれます。
まさに「知ること(情報)」の重要性です。
そして、情報は継続的に届ける必要があります。彼女たちの「変わりたい」が「カタチ」になるまで。地域の抵抗や親世代の抵抗が子ども達の諦めを作り、失速しないように。
何か「変革」を起こす時には、必ず元に戻そうとする「慣性」が働くものです。これは、DXというデジタル革命でも同じことが言えるのでは無いでしょうか。
この伴走型支援の重要性についての学びは、ASIMOV ROBOTICSのサービスの原点となって活かされています。
ビジネスのヒントは異業種にこそある
余談ですが、今回、このコラムを書くために久しぶりにプランのWEBサイトを見ると、かなり刷新されていました。その中で、ちょっと嬉しくなるコンテンツを発見しました。基幹支援の具体的な進め方です。
伴走型支援の発想は、プランが原点であることは前述の通りですが、それ以外のプロジェクトの進め方がASIMOV ROBOTICSのサービス提供の考え方と共通点がとても多い!
プランの活動の流れのポイントは、
https://www.plan-international.jp/join/sponsor/
・活動の主体はあくまでも村人
・未来の担い手である子ども達を中心に話し合う
・プランはその後押しをする
・必要としてるプロジェクトを総合的に進める
・地道で継続的な活動
・住民達だけで持続させられる力を身に着けた村は支援から卒業する
これ、そのままASIMOV ROBOTICSのサービスです。
・DXの主体はあくまでも会社
・経営陣の他、現場担当者も交えて話し合う
・ASIMOV ROBOTICSはその後押しをする
・全体を俯瞰し、最終ゴールをイメージしながら段階的に進める
・少しずつ継続的に進める
・社内で業務整理が自主的に進められるようになることを目指す
ASIMOV ROBOTICSの支援サービスの方向性は正しいのだ!と確信しました!!
※当初、私が個人で行っていた支援ですが、その後ビジネスナビゲーショングループとしても支援に参画することになり、法人としてご支援を継続しております。
ベンチャーこそSDGs 自分の仕事が社会の役に立っている実感が重要
ASIMOV ROBOTICSは、現在、「DX×地方創生」として、テクノロジーの力でSDGsの実現を目指しています。
ですが、資金的にもリソース的にも余裕のないスタートアップ企業にSDGsを考えることは必要なのでしょうか。それこそ、余裕のある大企業が目指すべき目標なのではないのでしょうか。
私は、ベンチャーこそSDGsを、持続可能な社会の実現を目指すべきだと考えています。
ベンチャーは、社名を言っても誰も知りませんし、社会的地位もありません。残念ながら、充実した福利厚生もありません。リソースが少ないため、受注の波を吸収しきれず、それなりにハードなスケジュールになったりもします。
その時に、「仕事だからやってる」のではなく「必要としている人にサービスを届けるために頑張っている」「自分の頑張りは必ず社会貢献につながる」と思えることは、とても重要だと思うのです。
逆に言えば、「自分の仕事がダイレクトに社会の役に立っていと実感できる」「会社の成長=会社が、自分達が社会から必要とされているという事実の証明として実感できる」というのはベンチャーの特権なのかも知れません。
実は、先日見た映画で、恋人達が言い争っている場面で、考えてしまいました。
男性「仕方ないだろ。仕事だから」
女性「やりたいことだけやって生きていけばいいじゃん」
経営者としては、仕事だから仕方ないってことで、やって欲しくない。「俺はこれをやりたい」と言って欲しい。そしたら、彼女も納得できたのではなかなぁ、などと考えてしまいました。少し、話がそれました💦
新年の抱負〜より多くの人にDXという変革を知ってもらう〜
創業から5回目となる新年の抱負を考えてみました。
これまで出会った沢山の企業様を通して、ASIMOVのサービスは絶対に社会に必要とされていると確信できるようになりました。そのせいか、本当にありがたいことに、少しずつ様々な分野からセミナーや講演のご依頼をいただけるようになりました。
一方で、まだまだDXという言葉の意味が、浸透していないのを感じています。
そこで、今、私自身のできることを考えました。
より多くの中堅・中小企業の経営者様に、DXは単純なコスト削減ではなく、新しい働き方のための変革であることを知っていただきたい。そして、テクノロジーは人を笑顔にする働き方を創ることができる、ということを知っていただきたい。
そのために、これまで以上に、セミナー、講演、コラムなどを通した情報発信を行なっていきたいと思いまます。
ということで、新年の抱負は、
「より多くの人に、ASIMOVの考える本当のD Xという変革を知ってもらう!」
さて、新年から私の拙いコラムをお読みくださりありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ASIMOV ROBOTICS株式会社
CEO 藤森恵子