ASIMOV ROBOTICS 株式会社

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Column2026年 新年のご挨拶

2026年01月01日コラム NEW!

あけましておめでとうございます。

ASIMOV ROBOTICS株式会社 代表取締役の藤森恵子です。

旧年中はひとかたならぬご厚情をいただき、誠にありがとうございました。

 

さて、新春を迎えるにあたり、2026年は中堅・中小企業のDXにおいて、どのようなインパクトをもたらす年になるのか、改めて考えてみたいと思います。

私は、経営者にとって、「覚悟を持って変革に向き合えるかどうか」が問われる年になると感じています。

 

2025年を振り返って〜DXを取り巻く二つの変化

まず、昨年を少し振り返ってみたいと思います。

2025年は、二つの大きな変化を感じられた年でした。

 

一つ目は、中堅・中小企業の経営者様が、いよいよ本気でDXに向き合い始めたということです。
以前は「DXは大企業の話」「IT導入の目的はコスト削減」という声も多く聞かれましたが、昨年あたりからは、「今始めなければ取り残される」という強い危機感を背景に、具体的な取り組みを検討したいというご相談が明確に増えました。

 

私が登壇した経営者向けセミナーでも、参加者の皆様の真剣度は非常に高く、単なる情報収集ではなく、「最初の一歩をどう踏み出すか」という実践的な内容への関心が強まっていることを強く感じました。

 

二つ目は、会社全体を巻き込んだDXが動き始めたことです。
「DXは情報システム部だけの仕事ではなく、ツール導入を目的とした部分最適でもなく、業務プロセスの変更を伴う『全社的な変革』である――。」
以前から、私が繰り返しお伝えしてきた内容ではありますが、その王道の手法として、全社的な業務可視化から着手したいという経営者様のニーズが、確実に増えてまいりました。

 

こうした変化に、生成AIをはじめとするテクノロジーの急速な進化が重なり、2026年は中堅・中小企業のDXが、さらに加速していくと確信しています。

 

テクノロジーを味方につけるために重要なこと

では、このような時代の変化に、私たちはどのように対応すべきなのでしょうか。

最も重要なのは、「進化するテクノロジーを活用するために、過去のルールに固執せず、自らが変化することを受け入れる」ことなのだと思います。

人は変化が苦手です。しかし、昨今のテクノロジーの進化は革命的ともいえ、競争のルールを根本から変えつつあります。

そのような時代においては、新しいテクノロジーを恐れるのではなく、活用しないことを恐れる――そういった発想が必要なのです。

 

もう一つの着目すべきは、今後、ますます「一次情報の重要性が高まる」という点です。
ネットから拾えるような情報は、既に生成AIが学習し、誰もが効率的に引き出すことができるようになりました。そのような時代だからこそ、直接得た情報や、現場で感じた空気感等が、情報の質・量ともに高い付加価値となるのです。
効率性と向き合いながら、リアルとバーチャルを使い分ける力こそ、これからの時代に求められるビジネススキルなのだと感じています。

 

生成AI時代に、私たちは何を試されているのか

そして今、生成AIの進化をどう捉えていくのか、私たちは問われています。

私自身、仕事でもプライベートでも、ChatGPTを欠かせないアシスタントとして活用しています。
ただ、どんなに生成AIが発達しても、人にしかできないことがあります。
それは「決断すること」とその決断の先にある「責任を取ること」です。

 

情報を集め、整理する役割の多くはAIが担うようになりましたが、その情報をもとに何を選び、どこに進むのかを決め、その結果に責任を持つということは人にしかできません。

つまり「決断」と「責任」こそ、生成AI時代における人の重要な役割であり、ブレてはいけない軸だと考えています。

 


私事ではありますが、毎年、年末年始は海外で過ごしています。
まとまった休みが取れる唯一のタイミングということで、自分へのご褒美でもありますが、仕事を離れ、日本を離れることで、自分自身を客観的に見つめ直す大切な時間になっています。

今年はバンコク。
仏教の国タイで、日々、仏様に手を合わせつつ、少しばかり心穏やかに過ごしております。
そんな中、ふとこんなことを考えました。

変化の激しいこの時代に生まれことは、私に課せられた一つの使命なのだと。

2026年、次世代に元気な日本を引き継ぐため、決意も新たに、目の前の仕事に全力で取り組んで参りたいと思います。

皆様と一緒に悩み、考え、前に進める一年にできれば幸いです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

バンコク、チャオプラヤー川のほとりにて

ASIMOV ROBOTICS株式会社
代表取締役 藤森 恵子