あけましておめでとうございます。
旧年中はひとかたならぬご厚情をいただき、誠にありがとうございました。
一昨年、世の中に大きな衝撃を与えたChatGPTは、2024年には本格活用が始まりました。そして、講演依頼をいただく際に、AIについて触れてほしいとのご要望をいただくことが増えました。
ChatGPTの最大の功績は、中堅・中小企業の経営者をはじめ、これまでITは他人事として関心を持たなかった人たちまで、DX推進を自分ごととして考える、更には危機感を持つきっかけとなったことではないかと感じています。
今、この時代は、未来の歴史の教科書において、大きな歴史の転換点として記されているであろう時代なのだと考えます。
その歴史の大きな渦の中に生きている私たちは、その変化を自分自身で体感できる幸運に恵まれたと言えるのではないでしょうか。そして、時代が大きく変革する際には、これまでの常識が覆され、必ず隙間が生まれます。つまり、誰もがチャンスを掴むことができる幸運な時代なのです。
一方で、コロナ禍を脱して、経済が正常に回り始める中で、人手不足・人材不足が加速していることを実感した年でもありました。経営課題の一つとして「採用難」といったお声をどこに行っても耳にします。
このような時代背景の中、最近、経営者様のある意識変化を感じています。
それは、DX推進の目的の変化です。
これまで、DX推進というと、自動化・効率化によるコスト削減を目的とされる経営者様がほとんどでした。ところが、もうこれまでのように人は雇用できない、雇用できたとしても離職するリスクが常にあるということに気がついた経営者様が、次のような目的を意識しはじめています。
・生産性の向上「いかに、今の人員で売り上げを伸ばすか」
・競争力の向上「いかに付加価値を高めて、利益率を上げていくか」
・労働環境の改善「いかに社員の離職を防ぐか」
そのためのIT投資の考え方は複雑です。
IT投資と人件費の単純な比較ではなく、手の空いた社員に何をさせることで、売上を伸ばせるか、収益性を上げられるかという発想が必要になるからです。まさに経営手腕の見せ所といったところではないでしょうか。
ASIMOV ROBOTICSは単なる自動化にとどまらず、経営者が経営判断に必要な情報をタイムリーに手にできる環境構築を目標としています。同時に、従業員一人一人のITリテラシーを向上させ、IT活用人材を育成することで、新たな取り組みを実現可能な会社へと導きます。
ITは人の仕事を奪うものではありませんが、ITを活用できない人(企業)は生産性のみならず会社の競争力においても大きな遅れをとってしまうことは明白です。
だからこそ、創りたい。ITがもっと人に寄り添って人を笑顔にする世界を。
伝えたい。IT活用により会社が変われるということを。
ASIMOVのミッションは、『テクノロジーと一緒に働く未来を創り 日本中を笑顔にする!』
ビションは、『変わりたいを『カタチ』に。 Growing for DX!』
『変わりたい!』という気持ちをしっかりと後押し、実現するパートナーとして、人を笑顔にするテクノロジーを今年も創っていきたいと思います。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
ASIMOV ROBOTICS株式会社
代表取締役 藤森 恵子